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Sun.

【北朝鮮の後継者争い】①

 2005年10月10日、北朝鮮で行われた朝鮮労働党創建60周年記念式典で金正日氏の後継者が披露される噂があった。しかし、結局後継者が登場することはなかった。金正日氏には、後継候補として3人の子供がいる。

成恵琳(ソン・へリム)との子供
 長男金正男(キム・ジョンナム)34歳

高英姫(コ・ヨンヒ)との子供
 二男金正哲(キム・ジョンチョル)25歳
 三男金正ウン(キム・ジョンウン)22歳

 ただ、北朝鮮の王子と言われるこの3人の詳細はほとんど知られていない。

 長男正男氏の叔母である成恵琅(ソン・ヘラン)氏によれば、1980年に長男の正男氏は9歳でスイスに留学している。正男氏はジュネーブのインターナショナルスクールへ通った。なぜ、海外留学だったのか?それは、正男氏の母である成恵琳氏は、北朝鮮の人気女優であり人妻だった。略奪された成恵琳氏は、金正日氏にとって正妻ではない。故に、正男氏が北朝鮮の学校へ通うことはできず、秘密の存在とされた。そして、ジュネーブには国連代表大使の李哲(リ・チョル)氏がいた為、正男氏が目立たずに教育を受けることができる場所としてスイスのジュネーブが選ばれた。

 その後、正男氏は韓国当局に身元がばれている。舞踏家だった高英姫氏も同様に正妻ではなかったため、二男の正哲氏はジュネーブを避け、スイス首都のベルンへ留学している。正哲氏が通ったインターナショナルスクールの学費は年300万円(当時)ほどであり、そこには世界各国の王族や外交官の子弟が通っている。インターナショナルスクールへ直接取材を敢行するも、生徒のことは一切証言しないと断られた。

 以前、ベルンのインターナショナルスクール校長だったデイビッド氏はドイツにいた。デイビッド氏が校長だった頃、生徒に2人の北朝鮮人がいたという。その名前は、「ムン・クワンチョル」と「パク・チョル」。学年アルバムには、二人の顔写真が載せられていた。1993年から2001年までの任期中に北朝鮮の生徒はこの二人だけだという。二男の正哲氏は、1993年に入学し、1998年に退学しているという情報は当てはまる。デイビッド氏は、ムン・クワンチョルの親類と会ったことはなかったが、パク・チョルの父親は「北朝鮮大使館の運転手」だと教わっていた。
「生徒の家庭環境を調べなかったのですか?」
という記者の問いに対して、デイビッド氏は
「私の仕事は生徒を手助けすることで、生徒の家庭環境には興味ありません」
とコメントした。この二人の生徒のどちらかが正哲氏である可能性はある。

 正哲氏に会ったことがあるという人物は米国のワシントンDCにいた。それは、正男氏のビジネスパートナーとして、1996年から現在でも交流している尹泓竣(ユン・ホンジュン)氏だった。尹泓竣氏は、1997年に平壌の高麗ホテルで正哲氏と一度だけ会っている。その際、「正哲」ではなく「チョル」と名乗ったという。そして、ベルンの学年アルバムを見た尹泓竣氏は、「彼です」とパク・チョルの写真を指差した。パク・チョルが金正哲氏であることは分かったが、もう一人のムン・クワンチョルは誰なのか?金正日氏は、正男氏をジュネーブへ留学させた際、姪の李南玉(リ・ナンオク)氏を正男氏の「お付き係」としていた。これに習えば、ムン・クワンチョルは、正哲氏の護衛も含むお付き係の可能性が高い。

 偽名を使ってインターナショナルスクールへ通っていた正哲氏。同級生の中で一番仲が良かったガイ氏は語る。
「一度、家(ベルンの高級アパート)に招かれたことがある。そこでジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画を観た。彼(正哲氏)は大ファンでしたから。映画を観終わった後は、興奮して空手の真似をしていた。アクション映画の真似が好きだったが、人に乱暴するより、ケンカを止める側でした。」

 長男の正男氏は、幼い頃から甘やかされて育ち、わがままな性格だと言われる。正男氏が7歳の頃、飛行機の中でよだれを垂らして寝ている男性に対し
「朝鮮の恥だ!」
と言って殴り、その男性が怒って
「お前のオヤジは誰だ?」
と怒鳴ると正男氏は
「オヤジは金正日だ。それがどうした?」
と言い返したというエピソードがある。

 ガイ氏は更に正哲氏について語る。
「わがままな所は全くありませんでした。穏やかで物静かな時もあれば、よく喋るときもありました。そして、自分の国を心から愛していました。国(北朝鮮)の悪口ではなく、良いことばかり言っていました。」

 親友だったパク・チョルが北朝鮮の指導者の二男であることを知ったガイ氏は、正哲氏へ願いを込めた。
「彼が指導者になれば、平和な世界を築くでしょう。悪い世界になりっこありません。彼はナイスガイですからね。」

 正哲氏の性格は、国の指導者にありがちなわがままなものとは正反対だった。そして、ベルンのインターナショナルスクールで英語教師をしていた女性に会うことができた。彼女は、英語の授業で英文の詩を課題としていた。正哲氏は、16歳だった頃に「僕の理想の世界」という詩をつくっている。

「僕の理想の世界」金正哲 作
理想の世界があったら
僕は 武器や核兵器なんか許さない

テロリストたちを ハリウッドスターの
ジャン=クロード・ヴァン・ダムと一緒に
やっつけてやる

人々がドラッグをやるのをやめさせよう
「ドラッグ」という言葉も破壊して
誰も思い出せないようにしよう

すべての人が仕事につけるようにする
みんなが幸せになるだろう

戦争もなくなり 死ぬこともなくなり
そして泣く人もいなくなる

世界の人々が
ひとつの言葉を使えるようにしたい
それは朝鮮語がいいだろう

そして 人々が
同じだけのお金を持つようにしたい
金持ちも貧乏人もいない

僕が考える理想の世界だけ
人々は自由でとても幸せに暮らせるのだ


 北朝鮮問題の専門家である関西大学の李英和教授は、正哲氏の詩から「父親との政策のズレ」が見えて興味深さを語った。
「子供の純粋さが出ていますよね。でも、知ってか知らずか、父親がやっている核兵器、麻薬、経済破綻への批判的視点が見える。皮肉にも父親がやっていることと正反対の意見を述べている。」

 最後に早稲田大学の重村氏の見解。
「この核兵器を批判する詩が96年に書かれていることが興味深い。米朝の核交渉は93~94年にスイスのジュネーブで行われているから、本人(正哲氏)は知っているはず。後、テロ支援国家や麻薬密輸とかも知った上で書いた詩だと思う。金正哲さんの考えは非常に面白い。」


【参考資料】
サンデープロジェクト 
 2005年11月13日放送「北朝鮮の王子 知られざる素顔」①
 2005年11月20日放送「北朝鮮の王子 知られざる素顔」②
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03:03 | 東亜 | comments (4) | trackbacks (1) | edit | page top↑

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【北朝鮮の後継者争い】② | top | 社説【ポスト小泉 日本が歩むべき道を探れ】

Comments

# おじゃまします。
昨年のサンプロのテキストおこしですね。じゃぁってことで…
引っ張り出してTBしてみました。
しかし、北朝鮮通の重村氏の考えはおもしろいですよね。
>テロ支援国家や麻薬密輸とかも知った上で書いた詩だ
なんて…
知ってはいてもあまりに、青臭い事を言う時代の詩だと思います。
あの国で貴族として過ごせば…
スネオみたいな性格になっているでしょう。
今も、この詩のような事を思っているのなら…
後継者としては、ダメでしょうね。
その前に、北朝鮮崩壊でしょうけど…
by: super_x | 2006/01/15 06:58 | URL [編集] | page top↑
# こんにちは。
super_xさま☆

 金正日の誕生日を来月に控え、「何か起きるのでは?」という見方は強いです。それで思い出したようにサンデープロジェクトの特集をとりあげてみました。

 この後は、北朝鮮の歩みでも振り返っていこうかと思っています。TBは参考にさせてらもいますので、ありがとうございます。
by: 無名 | 2006/01/15 13:52 | URL [編集] | page top↑
# 来月
金正哲の詩なかなか丸くていいですね。そうなんですよ。実際に北朝鮮の人の発する言葉は必ずしも硬くいかついものではないんですよね。金日成が書いた「世紀と共に」を今読んでいるんですが非常にまともでエッセイ的な文体であるのには驚きました。まるで夏目漱石の文を読んでるかのようです。
さて、来月16日の金正日の誕生日、今年こそなんかあるのではないか・・・と思いたいところですがいつもその期待が外れるためもう考えないようにします。といいつつ日々北朝鮮を見つめて何かあると後継者に結び付けている自分が歯痒いです。
by: サブマリン | 2006/01/30 17:11 | URL [編集] | page top↑
# こんばんは。
サブマリンさま☆

 時期的には後継者がでてきていい頃なんですが・・・素質の問題なのでしょうか?それとも、中国が圧力でもかけているのでしょうか?金正哲が作詩した気持ちのまま後継者になれば、北朝鮮の存続は難しいでしょう。金正日という絶対権力の上で成り立っていた国の後継人がこんなに丸かったら、まとまらないでしょうから。わがまま国家が生まれ変わるきっかけにしろ、夢のまた夢のような気がする。
by: 無名 | 2006/01/31 00:40 | URL [編集] | page top↑

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