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Sun.

【北朝鮮の後継者争い】②

 金正日氏の二男で、後継最有力候補でもある正哲氏。正哲氏は、「パク・チョル」という偽名で1993年にベルンのインターナショナルスクールへ編入している。そのインターナショナルスクールの元校長デイビッド氏は「真面目な生徒だった」と語った。そして、正哲氏の同級生で親友だったガイ氏とは別に同じく親友だったジェイソン氏の証言が得られた。

 ジェイソン氏は、正哲氏の印象について語る。
「穏やかで礼儀正しく―。(写真を見ながら)この5人は、とても仲の良い親友でした。」
 正哲氏とお付き係と見られるムン・クワンチョル氏、ガイ氏、ジェイソン氏、南アフリカ出身の生徒の5人が揃った写真は多かった。そこに写る正哲氏の表情は明るく、学生生活を満喫しているように見える。この時期、後継者は長男の正男氏が決定的だったため、正哲氏が後継者問題を気にする必要はなかった。

 そんな正哲氏が学生時代に一番はまっていたスポーツは、バスケットボールだった。ジェイソン氏が見せた写真には、正哲氏がシカゴ・ブルズのユニホームを着ている姿が写っていた。NBAが盛り上がりを見せていた時期で、中でも1996年から三連覇したシカゴ・ブルズの人気は凄かった。正哲氏がこれに影響を受けてバスケに夢中になったようだ。正哲氏がバスケをする際は、必ずブルズの91のユニフォームを着たという。それは、ブルズで91番をつけていたデニス・ロドマンへの憧れでもあった。

 デニス・ロドマンは、ブルズの三連覇に大きく貢献したが、型破りな個性の持ち主でもあった。派手に染めた髪、無数のピアス、体中の刺青など。ロドマンの著書でも語られているように「規格外の悪、悪童、異端児」として人気者だった。ジェイソン氏は
「おとなしくて温厚な彼(正哲氏)がロドマンのような風変わりな選手を好きだというのは奇妙に思えた。自分とは全く違う個性にひかれたのかもしれません。」
と語る。

 その頃、北朝鮮では不人気だったはずのバスケットでブームが起きる。これは金正日氏の指示で
「バスケットボールをたくさんすると動きも敏捷になり、背も伸びます」
という記事が民主朝鮮(1997年8月1日)に掲載されている。背景には、90年代後半の食糧難で体型が貧弱になった青少年の「背伸ばし運動」でもあった。しかし、他にもバスケ奨励の意味が隠されていた。

 北朝鮮で行われたバスケの試合では、コートのゴール下(制限区域)は四角だった。専門家から言わせると、ほとんどの国は制限区域が台形だが、NBAに限っては、よりエキサイティングなゲームをさせようと制限区域は直線の四角に狭められている。北朝鮮のコートは、NBA仕様だった。

 13年間、金正日氏の料理人をしていた藤本健二氏は著書で、その理由を述べている。
「金正日の二人の王子、正哲兄王子とジョンウン弟王子は大のバスケット好きである。本格的にやりだしたのは、確か1996年頃だったと思う。今にして思えば、これが現在の北朝鮮のバスケットブームのルーツとなっている。」
 金正日氏は、1998年にNBA仕様のバスケットコートを自慢気に見せたという。これが息子のためであったことも確かと言える。

 1999年には、スイスのバスケットチームを招待して国際試合を行っている。当時の関係者は
「北朝鮮の協会が、費用の大部分を負担してくれたと思います」
と語っている。食糧難であるはずの北朝鮮が、貴重な外貨を使用してスイスのチームを呼んでいる。そして、その試合の写真には僅かの観客席しかなかった。招待客を呼び、将軍様特注のコートで試合を楽しむという印象があり、正哲氏や正ウン氏への愛情も感じられる。

 しかし、これが必ずしも正哲氏の後継指名へ繋がるものではないようだ。ベルンのインターナショナルスクールに通っていた正哲氏は数編の詩を書いている。そこから、正哲氏の心の中が読みとれる。

「僕の父は幽霊だった」金正哲 作
部屋は暗かった
窓からは月の光が差し込み星も見えた

眠りそうになった時 何かがさっと動き
僕は目を覚まし辺りを見回した

僕の心臓は止まりそうになり
顔は青ざめた
体中から汗が噴き出し 手は冷たくなった

カーテンの横に 暗い一角があった
もし僕がそこに立っていたら
幽霊がカーテンから出てきて
僕を殺していただろう

僕は「カーテンから出てこい!
この臆病者!」と叫んだ

ドアが開き 父が笑いながら現れた
「私が幽霊だ」と父は言った


 父である金正日氏を「自分を殺しそうになる幽霊」となぞらえた詩である。精神科医の和田氏は、この詩から正哲氏の心を分析する。
「自分の父親イメージが怖い幽霊になって表れてくる。父親が畏怖の対象のレベルから恐怖の対象になっている。」
 父親から愛情を受けていたはずの正哲氏が、なぜここまで恐怖心を抱くのか?

 金正日氏の料理人藤本氏曰く、宴会の場では金正日氏を中心にして右側に三男正ウン氏、左側に二男正哲氏が座ったという。北朝鮮は儒教の問題があるため、本来なら父親の「右側には兄」「左側には弟」が座らなければならない。しかし、実際は逆に座っている。これにより藤本氏は
「金正日が正ウンを自分の後継者にしようとしていることは一目瞭然だった」
という。

 また、正哲氏の義理の姉である成恵琅を取材したジャーナリストの萩原氏は、さらなる証言を聞いたという。
「<もう金正哲は駄目だ>と父親の金正日が言っていたと―。<女みたいだから駄目だ>と―。弟の金正ウンは<私によく似ている>と。金正日は正ウンに肩入れしている」
と、もらしたという。

 正哲氏の「優しさ」「繊細さ」を裏付ける証言は多い。その一方で、誰もが正哲氏の「筋肉隆々」の体型も強調している。正哲氏は、鋼の肉体を持つというジャン=クロード・ヴァン・ダムに憧れて身体を鍛えていたという。その「繊細さ、筋肉質」を繋ぎ合せる詩があった。

「過去について考える」金正哲 作
一人の少年が立っていた
何をしていいのかわからずに
悲しい顔をして 親指をしゃぶっていた

あるとき雲から太陽が現れ
すべてが変わった
少年はどんどん成長し
できる子になった

スポーツができ 成績もよく
鋼のような強い筋肉を持ち
ライオンのような心を持ち
とても勇敢になった

みんなが彼のことを知り
とても有名になった
彼は朝鮮人だった


 精神科医の和田氏は、正哲氏の心境を分析する。
「弱く繊細な心を克服するために強くなりたい。そんな思いから身体を鍛え、筋肉という鎧をまとったといえる。金正日氏は、女々しい人間を嫌い、強い人間を大事にするタイプである。<強くならなければならない>という父のメッセージを感じている。」

 正哲氏は、1998年に突然インタナショナルスクールを退学し北朝鮮へ戻っている。同級生には、その理由を語らなかった。その三年後、2001年に成田空港で金正男氏とみられる男性が拘束された。これにより、正男氏で決まりと思われていた後継者争いが激化する。正哲氏は、後継者争いに巻き込まれ、韓国では「後継内定」という噂もたっている。そんな正哲氏は、インターナショナルを退学する前に「友達」という詩を書いている。

「友達」金正哲 作
友達って何だ?
信じられる人 悲しみを話せる人
一緒に笑える人 一緒に泣ける人

友情はお金や権力 金より価値がある
君は決して一人ぼっちじゃない

喜びも悲しみも分かち合える
友情は死なない 一生続くものだ

そのためには友情を守りぬき
ずっと大事にしなくてはならない


 結論からすると、正哲氏の「優しさ」が権力闘争にマイナスになると考えられるため、後継者になる可能性は低いようだ。そして、金正男氏の上にも後継者候補がいるとも言われるが・・・。


【参考資料】
サンデープロジェクト
 2005年11月13日放送「北朝鮮の王子 知られざる素顔」①
 2005年11月20日放送「北朝鮮の王子 知られざる素顔」②
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03:22 | 東亜 | comments (2) | trackbacks (1) | edit | page top↑

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Comments

# 「僕の父はヘタレだった」
どうも、今回の中国訪問を見ていると、そんな感じしか見えませんね。
で、そんな親父の姿を見て、親父は狙われているからそうしているのだと感じているのでしょうね。
成金金持ちのぼんぼんって、感じですね。
ところで、金正日がファンの天行と金正哲がファンのバンダムが,熱愛報道されてましたが…
なんか、裏がありそうな気もしますね。
by: super_x | 2006/01/15 06:40 | URL [編集] | page top↑
# こんにちは。
super_xさま☆

 金正日って異常者だなぁと思いつつ、バカ親父ぶりも発揮していたんですね。しかし、親が金正日という部分を除けば、正哲は普通の青春時代を送ったわけです。こんな悲観からロマンまで語った詩を詠うのは意外でしたね。

 北朝鮮崩壊は、正哲にかかっているかもしれません。青春時代を思い出して、金政権崩壊に力を注いでほしい。
by: 無名 | 2006/01/15 13:57 | URL [編集] | page top↑

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