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Sat.

社説【神戸空港 "期待"だけで終わらせてはいけない】

【前書き】
 昨年、8月12日は日航機墜落事故から20年目でした。ちょうどその日にJALウェイズ58便の左翼エンジンが離陸直後に火を噴いて、福岡空港北側1キロ付近に金属片(タービンブレード)が落ちた事故がありました。航空業界は、経営統合とトラブルが目立ちます。背景には、規制緩和による競争激化があるわけですが、コスト削減と効率化だけ考えれてロスするものに目を向けないのは危険過ぎる。そんな航空業界に関連して、新たに建設された神戸空港について「これだけは言わせて!!」。
【トラックバックさせてもらいました】
薄唇短舌
SUPER-X.COM
 
 
神戸空港

【今回のテーマ】
・(読売新聞)
【神戸市が沖合に建設していた神戸空港が16日開港し、関西、伊丹両空港を含めた関西3空港時代が幕開けする】

【概要】
・(朝日新聞)
【150万都市の中心部から新交通システムで16分余りという立地の良さから、日本航空と全日空、スカイマークエアラインズの3社が就航する。】
・(東京新聞)
【新空港は同市ポートアイランド沖を埋め立てた本格的な海上空港である。滑走路は二千五百メートル一本だが、年間旅客数は三百十九万人と広島や宮崎空港並みの規模を想定している】

【期待】
・(日経新聞)
【神戸市をはじめとする地元では地域発展の足場になると期待する。確かに新空港は、近年、次々と建設されてきた地方空港に比べると、阪神地区という大都市圏を後背地に持つだけに確実な需要が見込める。】
・(東京新聞)
【「東京から一万円ちょっとの低料金。しかも市内まで新交通システムで二十分弱。今後、増便も国際便も期待できる。首都圏でなぜもっと高く評価してくれないのか」。神戸市の大手企業の幹部は知名度の低さに不満顔だ。】

【先走るビジネスモデル】
・(毎日新聞)
【一般論だがこの国には「巨大空港ビジネスモデル」と呼ぶべきものが存在する。空港への市民のニーズより先にまず造るための論理が優先される。利益誘導型政治家、経済界、建設業者などが過大で楽観的な需要予測を立てる。それに技術官僚が金に糸目をつけない設計図を書く。これを担保するのが空港整備特別会計という財布だ。しかし高度成長期はともかく多くの地方空港でこのビジネスモデルが財政面から崩壊している。近年開港した地方空港の大半は赤字で需要も予測の半分以下とも言われる。】

【問題点①供給過剰】
・(読売新聞)
【来年には関空の2本目の滑走路も完成する。滑走路の数は3空港5本となり、成田、羽田両空港の首都圏に並ぶ。関東の半分しかない関西の人口や、経済規模から、供給過剰は明らかだ。3空港が少ないパイを奪い合い、共倒れすることは避けなければならない。】
・(産経新聞)
【国土交通省は関空を国際線基幹空港、伊丹を国内線基幹空港、神戸を阪神間の需要を賄う地方空港と役割分担する。しかし現実には国交省の思惑通りに収まるはずもない。年間二千五百万人以上とみられる関西圏の国内線潜在利用者の評価で、三空港の経営も大きく左右されるだろう。】

【問題点②建設費の返済】
・(朝日新聞)
【3千億円を超す空港の事業費は、海を埋め立て、生まれた土地を売ることで工面するはずだった。2千億円以上はそれで賄える計算だったが、これまでに買い手がついたのはわずか3社、6億円分にすぎない。それも3割も値引きしてのことだ。】
・(産経新聞)
【着陸料も中・小型機が中心で見込みの半額にとどまる】

【問題点③関西国際空港】
(日経新聞)
【神戸空港と目と鼻の先にある関空は、1兆円を超える債務返済のめどがつかず、世界一高い着陸料のまま、2本目の滑走路建設を強行した。その経営改善は、地域をあげて関空建設を要望した関西の深刻な課題のはずだ。しかも、関空の最初の建設候補地は神戸空港の場所だった。当時の神戸市は環境破壊などの理由で拒否、関空は不便な立地で工事も難しい現在の場所に造られることになった。関空が苦戦を強いられている一因は神戸にあったともいえる。関空の需要開拓が急務の状況で、その神戸に空港ができて地元需要を吸収するのをどう理解すればいいのか。】
【関空については国民は釈然としない思いを抱えている。関空は伊丹空港の閉鎖が前提といわれていたからだ。ところが、伊丹空港の騒音に反発していたはずの地元は、関空開港と前後して伊丹閉鎖反対に転じ、伊丹は今も国際線の飛べる第一種空港のまま、周辺地域には膨大な騒音対策費が投入され続けている。】

【海外の動き】
・(読売新聞)
【複数の空港を持つ場合、欧米では都心に近い空港は近距離便に限定するのが一般的だ】
・(産経新聞)
【海外では複数の空港を民間企業一社で経営するビジネスモデルがすでに一般化している】

【地方空港の動き】
・(東京新聞)
【〇三年七月に開港した石川県能登空港は東京へ一日二便しか飛ばないが、自治体が一定の搭乗率を保証する制度を導入し成功している】
・(産経新聞)
【来月開港の新北九州空港では、地元出資で誕生した新規航空会社が北九州午前五時半発から羽田午後十一時五十分発まで一日十二往復運航する】

【各紙の見解】
・(読売新聞)
【大阪湾上空で発着機が輻輳(ふくそう)する運航の安全性確保も課題だ。神戸の発着機は、ルートが重なる関空機を高度差で回避するため、低空飛行を強いられる。無理のない運航には、騒音問題のためにタブー視されてきた陸域飛行を検討する時期に来ているのではないか。】
・(産経新聞)
【市街地にあって機種や運用時間が制限される伊丹の欠点を海上空港の神戸が補完し、滑走路二本で国際線の利便性が増す関空は国際-国内の接続を最重点に路線網を整備する。肝要なのは国際的な空の需要の動向にあわせ役割を柔軟に変更することである。そのためにも三空港を総合的・一元的に運営する新しい方式が必要だろう。】
・(日経新聞)
【地元エゴに振り回されて既成事実を重ねたあげく、開港直前になって「役割分担」を言うのは一般国民の目にはいかにもむなしく映る。政府のすべきことは、過去の過ちをくりかえさぬための抜本的な空港政策の転換である。それこそが神戸空港を生かす唯一の道のはずだ。】
・(毎日新聞)
【ナショナルミニマムという視点でみると日本の空港投資の配分の不公正さは目を覆うばかりである。東京から南に1000キロ離れた小笠原諸島には2000人余の人が住む。だが米国から返還されて既に38年もたっているのに小さな空港一つない。小笠原村の住民は緊急医療を受けるのに自衛隊の救急ヘリに頼るしかないのだ。その半面ちょっと足を延ばせば別の空港を利用できるような場所に空港を建設する例もある。】
・(朝日新聞)
【神戸市は過去に手がけた「埋め立て商法」で利益を上げ、これまで730億円を一般会計に繰り入れてきた。だからといって、空港の経費に安易に税金を回すようなことは許されない。建設にあたって「市民に負担はかけない」と約束しているうえ、一般会計は1兆円を超す借金を抱え、その余裕もない。このまま土地が売れない場合の財政の見通しについても、市民にきちんと説明しておくべきだ。「土地神話」に頼った手法が行き詰まれば、最終的には市民にツケが回ることは避けられないからだ。】


【後書き】
 どの社説を見ても、地元エゴという言葉を使った先行き不透明な見解を示していますね。前書きにも書いた通り、航空業界では「採算>安全」という構図を生み出しているように映る。今後、ますます原油高騰の打撃を受けるのも分かっているわけで、日本に限らず世界でも企業の統廃合が進められているのにあえて空港を作る理由とは何か?疑問ですね。

 一つ目に付いたのが毎日新聞の記事(勝手に先走ると付け加えました)。建設業界で見られる談合疑惑ですが、儲けるためには、生き残るためには「このくらい・・・」という利己主義の考えがある以上は、払拭するにも難しい気がする。神戸空港は、住民には迷惑をかけないという約束のもと、現時点で税金投入を行う予定はないようですが、思惑通り事は進んでいない。ビジネスモデルとして、神戸空港建設に3000億円もの建設費が生じたというだけで、その後の活性化を呼ぶ住民のニーズまで考えていたのか?政官業の自己満足的に空港を作っただけの話で、採算が取れなくなったので後は国民の負担でお願いしますとなるのはおかしな話でしょう。

 市長だったと思いますが、「土地は絶対に売ります」と豪語してました。しかし、現段階で土地の3%(2000億円中6億円)しか売却できていないというから大変です。売る気があっても買う気がなければ意味ないでしょう。ここまで土地売却が重要なのも、神戸空港のわがままが通用しないように条件が設けられています。
・運営時間はam7:00~pm10:00
・1日最大30便まで
・国際線は認めない

 空港運営だけで稼ぐのは難しい。このような条件をつけるのも、関西国際空港や伊丹空港との兼ね合いを考えればしょうがないことかもしれません。地元経済や住民からは地域活性化に大きな期待がありますが、神戸空港は開拓というより拡大であって、全体的にみれば供給過剰としか思えません。毎日新聞の見解では、こんなところに作るくらいなら、小笠原諸島に空港を!!とややズレた視点を披露してますが、採算がとれずに最終的に赤字を垂れ流すようでは何の意味もない。

 産経新聞は、海外の事例を参考にビジネスモデルの転換を述べています。各紙を読んで、一時的に一部の儲けが優先されただけで神戸空港運営や関西の航空業界の基盤が揺らぐ危機感を持ちました。競争社会が活性化を生むにしても、需要と供給のバランスを無視した仕組みでは、地域格差を生じるだけです。何にせよ、これからどうアピールするかが課題でしょうか。私としては、どこかで不景気という言葉が染み付いている気がするので、日本経済の明るい話題が欲しいという気持ちはあります。


【参考資料】
読売新聞
 2006年2月15日社説【神戸空港開港 滑走路の過剰をどう克服するか】
産経新聞
 2006年2月16日主張【神戸空港 相互補完し共存の道探れ】
日経新聞
 2006年2月15日社説【神戸開港機に政策転換を】
毎日新聞
 2006年2月17日社説【神戸空港 ビジネスとしての空港建設】
朝日新聞
 2006年2月16日社説【神戸空港 手放しでは祝えない】
東京新聞
 2006年2月15日社説【神戸空港 地元の期待は大きいが】



【ブログ】
#1 薄唇短舌
 【この無駄がどうでるか】
(http://88th-night.tea-nifty.com/nekojita/2006/02/post_6750.html)
関空が開港した時に閉鎖するはずだった伊丹はそのまま存続し、京都、大阪、神戸の都心から遠くて、着陸料もバカ高い(成田並みに値下げする前はもちろん日本で一番高くて、確か1回125万円くらいだったな)関空は業績低迷。神戸が開港したら、神戸市民が使わなくなるから、ますます低迷するだろう。
 どこかの新聞社が航空業界の低迷は、新幹線の高速化にあるって書いていたような・・・。私としては、不良整備なんかで高いところから落っこちることを考えると、乗るのにも勇気がいるというか(←臆病な奴^^)。利用率をはじき出す分母が無限大ならまだしも、人口だって利用客だって減っていることを考えれば、滑走路を増やす以前にやることあると思いますね。

#2 SUPER-X.COM
 【今日はお誕生日…】
(http://blog.goo.ne.jp/super_x/e/933a589fbd573ced256a233411add290)
え~本日は、めでたい神戸空港開港の日なんですが…
お隣半島でもめでたいのかどうかは、日本人のsuper_xには首を傾げたくなるのですが、金正日のお誕生日ってことのようです。

 忘れていたわけではないですが、あえて触れる必要もないかな、と^^) 誕生日前後にはサプライズがあるって話に期待しているのですが、誰かが北朝鮮へ殴り込み!!じゃなくて会談しに行ったりしないのでしょうか。まぁ、それは置いといて、日本の空港は97箇所もあるらしいですね。私は、10箇所も思いつきませんが、いつの間にそんなに作ったんでしょうか^^;
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02:37 | 経済 | comments (3) | trackbacks (3) | edit | page top↑

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Comments

# 日本の空港政策
ここのコメントでは書ききれないくらいボロボロですね。

関西ではもう一つ「びわこ空港」なんてのも計画にあったのですよ。さすがにこれは実現しませんでしたが。

一県一空港というわがままのために、佐賀空港などという無駄なものもつくられました。神戸もそれに近い。しかも震災被害に対する補填みたいな意味合いもある。

朝日に神戸の埋め立て商法批判する資格はありませんね。確か震災前は、あのやり方(山削って埋め立てて都市開発するやり方で、当時株式界車庫宇部市と呼ばれていた)を賞賛していたはずですから。
by: フロレスタン | 2006/02/18 11:30 | URL [編集] | page top↑
#
地元では、歓迎ムードなんですけど…
まぁ、神戸までアクセス時間が短いのはいいことだとは思いますが…
批判よりも、どう活用していけばいいのか議論して欲しいものです。
by: super_x | 2006/02/18 15:43 | URL [編集] | page top↑
# こんばんは。
フロレスタンさま☆
 空港政策は、"お付き合い"という意味合いが強いってことでしょうか。みなさんはどうだか分かりませんが、公私で飛行機を利用することは年に1回あるかないか程度なので、ほいほい空港を作るのは、正に「地域エゴ」と感じてしまう。佐賀空港ができたとき、母がドライブに行ったらしいのですが「周りに何もなくて見晴らしが良かった」って言ってました。空港って静けさが売りじゃないですから、どんな状況なのかはすぐに分かりましたね。

 朝日新聞が都合次第で手の平返すのはいつのもことですね。全国紙5社の内、「まぁたまには役に立つかも」新聞社に位置付けてますね^^) ご指摘ありがとうございました。

super_xさま☆
 地元からの歓声は聞えてくるのですが、傍から見れば余りにも無計画過ぎる気がします。関空だって「利用客が少ないから"綺麗な空港"」と皮肉った言い方がされてましたから、閑散としてるんでしょう。空港がコンビニ感覚で、「あれば落ち着く」というスタンスで作られていたら困りものですね^^)
by: 無名 | 2006/02/18 17:13 | URL [編集] | page top↑

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