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Tue.

社説【周産期医療 奈良県で出産しようと思いますか?】

【前書き】
 「産む苦しみ」とは女性特有のもの。男性だと出産の激痛に耐えることができない、という話もきいたことがある。今回は、周産期医療について「これだけは言わせて!!」。
 
【産経新聞より】
【今回のテーマ】
【分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った妊婦が、19カ所もの病院に次々と転院を断られ、やっと収容された病院で脳内出血と帝王切開の緊急手術を受け、男児を出産した。だが、8日後に亡くなってしまう。】

【死亡原因①】
【適切な処置ができないと判断した大淀病院は受け入れ先を探したが、満床や専門医不在を理由に断られ、6時間後、約60キロ離れた国立循環器病センター(大阪府吹田市)に運び込まれた。受け入れを打診した20カ所目の病院だった。】

【死亡原因②】
【妊婦は8月7日、奈良県大淀町立大淀病院に入院し、翌日午前0時過ぎ、頭痛を訴えて意識を失った】
 ↓
【大淀病院は容体の急変後、妊娠中毒症の妊婦が分娩中に痙攣(けいれん)を引き起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、痙攣を抑える薬を投与した】
 ↓
【当直医が脳の異常の可能性を指摘し、CT(コンピューター断層撮影法)の必要性を主張したが、受け入れられなかった。脳内出血と正確に診断されていれば、搬送先の幅が広がり、早く受け入れ先が決まっていた可能性は高い。】

【親族の訴え】
【残された夫は「妻の命をもっと大切にしてほしかった」「今後、同じことが起きないよう妊婦の搬送システムを改善してほしい」と訴えている】

【奈良県の事情】
【奈良県では高度な医療や緊急治療の必要な妊婦の40%近くが県外に転送されている。厚生労働省が進めているお産を扱う周産期医療をネットワーク化するシステムの導入も他の自治体に比べ、遅れたままだ。】

【周産期医療の現状】
【重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もあるだろう。厚労省によると、周産期医療は訴訟が多く、医療ミスや医療事故の12%は、産婦人科医が当事者だという。】

【産経新聞の見解】
【患者を救うのが、病院や医師の義務である。患者中心の医療の基本を忘れているから患者をたらい回しにし、患者不在となる。もう一度、医療とは何かをしっかり、考えてほしい。】


【後書き】
 現在、Drコトー診療所2006がドラマで放送されています。録画はしていますが、全く見ていない状況。前作や2004には感動しましたね。吉岡秀隆のイメージ通りの配役にほのぼのしつつ、涙を誘うドラマです。その他、個性派俳優として、泉谷しげるや筧利夫、私としては時任三郎も好きですね。窮屈な現代社会だからこそ、こういう温かいドラマは受けがいいのかもしれない。

 現実の医療現場では、五島(コトー)先生のように手厚く見守ってくれることは少ないと思わざる得ない…。そういう事故でしたね。妊婦は脳内出血により重体だったが、19ヶ所の病院をたらい回しにされ、男児を出産するもその数日後死亡している。何が問題だったのか。

 まずは、産科医について。今年2月、福島県大野病院で帝王切開の手術中に胎盤をはがし、妊婦は大量出血の末に死亡した事故があった。業務上過失致死で逮捕・起訴された30代の執刀医は、年間200件もの分娩を1人で担当していた。今回の大淀病院でも、60代の常勤医が奈良県立医大から非常勤医の応援により、月数十件の分娩を扱っていた。更に、宿直勤務は週三回行っていたという。

 大淀病院の主治医(常勤医)は、頭痛を訴え意識を失った(その1時間半後に痙攣を起した)妊婦が妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)による「子癇(しかん)の発作」と判断していた。当直医は、脳の異常を考えCT検査を訴えていたが何故却下されたのだろうか。ただ、妊娠中の脳出血のリスクは高いものの、出産中に脳内出血を起すのは1万人に1人とも言われる。複数の医師から診断を受けることができず、自分独りの経験に頼った結果の事故だったと言える。医師不足を解消しなければ、この状況は簡単には変わらないでしょう。

 次は、奈良県について。産経新聞には「奈良県では、高度医療や緊急治療が必要な妊婦の4割が県外に転送されている」とある。これを読んだだけでも、奈良県の医療の遅れを感じてしまう。

 そんな緊急かつ高度な治療が必要な母子への対応を目的とした「総合周産期母子医療センター」を全都道府県で整備するように国が指導(子ども・子育て応援プラン)している。2008年の整備完了を目指しているが、未だ8県の整備が未定な状況にある。その内訳は、秋田県、山形県、岐阜県、奈良県、佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県。

 その他、今回の死亡事故に至った理由として【重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もある】ではないだろうか。本当に救いたい気持ちがあれば、19ヶ所もたらい回しにされなかったと思う。受入拒否した病院は、満床や専門医不在が理由だった。専門性が重視されがちな医師だが、基本的にどの医療分野でも学んでいるのだろうから、全く対処法が分からないというのは怠慢に近いと思う。確かに専門医不在であれば医療事故のリスクを背負うことになるが、受入拒否というのは見殺しにしたことに変わりはない。そして、満床というのは理由になるのだろうか。自分が妊婦の立場で「満床」という理由だけで断られたとしたらどう思うのか考えて欲しい。

 「先生」と呼ばれる職業は幾つかある。政治家、弁護士、教師、そして医師。人間だからミスもあると言えばそれまでだが、人の命を預かる医療現場ではミスが許されないのが当り前だ。そんな過酷な職業であることは就く以前から分かっていたはず。自分の名誉の為に、患者を見殺しにするくらいなら医師である必要はないと思う。自分に都合の良い患者だけ選別しているような病院には絶対に世話になりたくない。


【参考資料】
産経新聞 10月24日主張【病院たらい回し 患者本位の基本忘れるな】
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21:48 | 社会 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

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Comments

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どうもです。
たまたま、別件でウェッブを検索中、ここにたどり着きました。
ちょっと気になるので、少し書いておきます。

>満床や専門医不在が理由だった。

満床というのは、単にベットがないというだけでなく、その病院の人的能力の限界を超えつつあると言う意味です。
たとえば、あなたが妊婦であり、切迫早産の危険があると言うことで、ある病院に入院していたとします。
そこに、今回のような急患が飛び込んできました。
満床であったにもかかわらず、その病院は、急患を受け入れ手術を始めました。
ところが、手術中にあなたの切迫早産が始まったのです。
しかし、急患の手術のため、あなたへの対応が遅れ、赤ちゃんは、命こそ助かったものの、重大な後遺症を持ち一生、寝たきり、会話も出来ないと言う悲惨な結果になりました。
そういう状態になったとして、あなたは、病院が急患を受け入れたことをすばらしいと考えますか?
普通は、能力を超えて急患を受け入れた病院を非難すると思います。
そういう話は非常に極端でありえないと思われるかもしれません。
しかし、医療でなくとも、普通の仕事でも、ある特定の日に仕事が急にいくつも重なると言うことはあるんじゃないでしょうか?
医療でも同様なことはあります。

次に専門医不在についてですが、確かに、医師は大学時代に医学全般について勉強します。しかし、そこで勉強することは、医学の原則的なお話に過ぎません。ところが、実際の臨床の現場では、原則論が必ず通じるとは限らないばかりか、原則論では、人を殺す事もありえるのです。
嘘みたいな話ですが、そういうことは十分にありえます。
自称元救急医の運営するあるブログで今回の事件について議論がありました。
その自称元救急医(研修医の指導もしていたようです)が今回の件の産婦人科医をブログ上で非難するので、「では、あなた(自称元救急医)は、どういう対応をしますか?」という質問をしたところ?%
by: 通りすがり | 2006/11/10 23:09 | URL [編集] | page top↑
#
 通りすがりさん☆コメントありがとうございます。

 以前にもコメントいただいた方でしょうか?何度か「通りすがり」というHNを聞いたことがあります。

 「満床」と「専門医」に関しては、現場の実態をコメントしていただき勉強になります。私の未熟な知識の範囲でエントリーしたため、実際とはズレたことを書いてしまいました。

 今後ともよろしくお願いします。
by: 無名 | 2006/11/11 00:24 | URL [編集] | page top↑
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このコメントは管理者の承認待ちです
by: | 2009/09/28 00:12 | URL [編集] | page top↑
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by: | 2009/09/28 00:13 | URL [編集] | page top↑

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