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Tue.

社説【フセイン判決 イラク和平への第一歩】

【前書き】
 イラク戦争が米政府の情報操作により開戦したことは誰もが知っている事実です。イラク戦争がなければ、いまだにフセインによるイラク独裁が続いていたのかもしれない。今回は、フセイン判決について「これだけは言わせて!!」。
 
【今回のテーマ】
・(産経新聞)
【旧フセイン政権の犯罪を裁くイラク高等法廷が、フセイン元大統領に対し、人道に対する罪で、死刑判決を言い渡した】

【フセインが問われた罪】
・(読売新聞)
【元大統領は1982年、自らに対する暗殺未遂事件の報復のため、イラク中部の村で、イスラム教シーア派住民148人を殺害したとして、人道に対する罪などに問われていた】

【裁判の流れ】
・(産経新聞)
【イラク高等法廷は2審制で、無期懲役以上は自動的に控訴審での審理が行われるため、フセイン被告の刑の確定は先のことになる】
 ↓
・(読売新聞)
【刑が確定すれば、大統領評議会の承認を経て30日以内に刑が執行されることになる】

【独裁政権】
・(読売新聞)
【四半世紀に及んだフセイン統治の間、イラクでは、超法規的な処刑などで国民100万人が死亡したとも言われる】

【イラクと米国の関係】
・(朝日新聞)
【20年以上に及んだフセイン独裁には、米国を軸とする国際政治が微妙に絡んでいた。イランの封じ込め戦略の一環として、米国が91年の湾岸戦争の直前までイラクを軍事的、経済的に支援していたのはまぎれもない事実だ。中東では、各国の石油戦略が交錯する。】
・(毎日新聞)
【元大統領が拘束されたのはイラク戦争の結果だが、イラク攻撃の理由とされた大量破壊兵器は見つからず、フセイン政権と米同時多発テロ(01年)の関連も否定された】

【イラクの動向】
・(産経新聞)
【今年2月のシーア派聖地爆破以降、スンニ派とシーア派を中心とする宗派間対立は激化の一途をたどり、双方の犠牲者は1日数十人という規模に達している】
・(日経新聞)
【イラクのマリキ首相は「正義の判決」「法が支配する新生イラクの始まり」と強調した】

【米国の動向】
・(毎日新聞)
【米国の中間選挙(7日)直前の判決とあって、ブッシュ政権と与党共和党への暗黙の配慮を感じ取る人も少なくあるまい】
・(日経新聞)
【判決についてブッシュ米大統領は「若いイラクの民主主義にとって偉大な成果だ」との声明を発表した】

【各紙の見解】
・(毎日新聞)
【元大統領の弁護人が暗殺されたり、裁判長が被告に同情的として更迭されたことも、歴史的な遺恨を感じさせるが、マリキ政権の最重要課題は、元大統領への判決が国民の対立を深めないようにすることだ】
・(産経新聞)
【同法廷は独立性や審理の進め方などに批判があるものの、今回の判決は長期的には「法の支配」確立へ重要な一歩をしるしたものと評価したい】


【後書き】
 今月5日、サダム・フセインに対して死刑判決が下されました。判決文の朗読が始まると、フセインは左手をコーランに掲げて「神は偉大なり」と6回叫んだ…。私としても、当然の判決だと思います。更生の道を歩むという選択肢が考えられないのも、フセインは人を殺し過ぎた。死をもって償うだけで解決したことにはなりませんが、フセインの過ちを知らしめる意味でも死刑を行うべきです。

 フセイン支持者が多いイスラム教スンニ派からは「報復判決」と声が上がる。一方、イスラム教シーア派からは、死刑判決を喜ぶ声が聞える。今後、フセインの死刑が実行されれば、更に宗教間を主とする対立が進むのは必至でしょう。ただ、これ以上の紛争を避けるためだけにフセイン判決を緩めるというのはどうかと思う。どう判断しても、血の気が多いスンニ派が「戦うことの無意味さ」に気付かない限り無用な争いが続くのかもしれない。

 ただ、元イラク大統領をイラク高等法廷で裁くというのもおかしい気がする。公正に判決が行われたかも疑わしい。政府幹部からは、公然と「死刑適用」が叫ばれていた。フセイン拘束から約一年間も弁護士の接見は許されず、初公判以後も接見は制限されている。弁護人は「ドゥジャイル村民148人の一部に生存者がいる」という証拠を提出したが裁判所が調査した形跡はない。多谷千香子さんは、「戦犯法廷の目的は、歴史の真実を明らかにし、反目し合う民族の和解につなげることもある」と述べています。冷静に向き合うだけの時間も材料もない状況でイラクの将来像は見えてこないですね。

 イラク開戦の経緯に関するエントリーを貼り付けておきます。

【米機密情報漏洩事件】

 起きてしまったイラク戦争をなかったことにはできません。当然、今日投票を迎える米中間選挙でブッシュ率いる共和党が劣勢を余儀なくされるのではないか。イラク戦争の大義「テロとの戦い」が米政府による情報操作であったのだから、世論から厳しい意見が飛ぶのも止むを得ないでしょう。世界をリードしている米国だからこそ、あってはならない不祥事だったと思います。

 結果論ですが、イラクがフセインの独裁から解放されたことは唯一よかったことだと思う。ただ、「解放」されたというだけで宗教間対立は沈静化する気配はない。イラクの治安を任された米兵の死者数は開戦以来2800人にまで膨れ上がっている。現時点でイラクに「平和(和平)」が当てはまる日は程遠いと思いますが、犠牲の上に平和や安定が築かれていくことを痛感するばかりです。

 被害者数ならば、米兵と桁違いにイラク住民は亡くなっているでしょう。イラクは、イスラム教シーア派(人口の60%)、クルド人勢力(同15%)、イスラム教スンニ派(同20%)という3大勢力で成り立っています。フセインの独裁政権で支配階級にいたスンニ派は、シーア派やクルド人勢力を迫害してきた。イラク戦争によりフセイン政権が崩壊し、立場は逆転。今回のフセイン裁判でも、曲がりなりにも裁判の形式をとっていますが、シーア派・クルド人住民からは「裁判不要のリンチ刑」が叫ばれていた。

 マリキ政権に求めるモノは和平です。ただ、ムスリムの信仰心の強さが逆に意地の張り合いのような紛争を生んでいるようにも見える。お互いが違う正義を持っていたのでは噛み合うはずもないですね。以前、スマトラ沖地震を機にアチェで和平合意が行われたことがありました。

【アチェの編入~アチェ紛争】
【インドネシアが日本の支配下にあった頃、アチェは独立宣言している。終戦後、インドネシアはオランダからの独立戦争へ発展した際、アチェは資金を出してインドネシア空軍を援助している。インドネシア独立に伴い、大統領にスカルノ氏が就任した。スカルノ大統領は、アチェに対して特別な自治権を与えることを約束し、アチェを北スマトラ州に編入する。しかし、スカルノ大統領の約束は守られることはなかった。アチェは、イスラム教社会を好んだが、インドネシアには受け容れられない部分があり溝が深まってゆく。】

【1968年にスハルト大統領が就任。スハルト大統領は、中央集権制を強化して経済発展を進める一方で、民主化や独立を求める人々を軍の特殊部隊で鎮圧する。インドネシアの天然資源は、3分の1がアチェ州で採れたが、資源収入はインドネシア政府が得ていた。資源収入が得られないことでアチェ実業家のハッサン・ディ・ティロ氏らは分離独立を目指す。1976年12月4日、自由アチェ運動(GAM)がアチェ・スマトラ国の独立宣言を行うが、インドネシア軍にる弾圧を受ける。ここから長い戦いが始まることになる。】

 スマトラ沖地震は、約17万人の被害者を出しました。「争っている場合ではない」という双方の思いが和平へ導いたわけです。何を機会に我に返るのかは分かりませんね。少なからずフセインの独裁から脱した今だからこそ、双方が向き合う糸口を探さなければならない。どうみてもフセイン判決が争いの火種であることは確かだと思いますが、それをイラク和平の第一歩と考えなければイラクの将来は見えてこないですね。

 
【参考資料】
読売新聞 11月7日社説【フセイン判決 宗派間抗争をあおりはしないか】
朝日新聞 11月7日社説【フセイン判決 疑問はぬぐえない】
産経新聞 11月7日主張【フセイン死刑判決 一日も早く「法の支配」を】
毎日新聞 11月7日社説【フセイン判決 歴史の評価に堪える審理を】
日経新聞 11月7日社説【フセイン判決で混迷終わらず】
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