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Sun.

正論【核議論の有効性】

【前書き】
 くどいようですが、昨日に引き続き核議論についてのエントリーです。気になると、それ以外のことができない性格なもので^^; 恐らく今年最後のエントリーになると思いますので、大らかな気持ちで聞き流してください。では、米バンダービルト大学教授、日米研究協力センター所長 ジェームス・アワーさんの主張をどうぞ。
 
【日本の核保有論議は新しいものではない。日本の新首相である安倍晋三の祖父、岸信介率いる岸内閣は昭和35年に日本が核兵器を合法的に保有できるということを明確にしたが、米国の核の傘下に守られる方を選ぶことにより、日本は核兵器を保有しないという決断を下した。数年前に安倍首相は記者の一人に聞かれて、日本は核兵器を合法的に保有できるという主張を繰り返すことを余儀なくされたが、ほんの最近まで日本の閣僚レベルではこの論議については沈黙を決めていた人が多かった。】

 昭和35年というと、45年近く前に日本で核議論が巻き起こっていたわけですか。ほとんど終戦直後なのに、よく合法的に核保有する動きが定まりましたね。その後、核議論の必要性さえタブー視され、今に至っているということでしょうか。私は、センセーショナルだった中川発言が初めて「日本と核兵器」を前向きに繋げようとする動きなのだと思っていました。45年経っても「米国の核の傘に守られているため、核保有などあり得ない」と言い切ったことは正しいと私は思います。ただ、戦争を知らず、核兵器がどういうものなのかも知らない若者向けに核議論は有効だったのではないか。

【小泉前首相は毎年靖国神社を参拝することにより、中国が日本を批判する良い口実を作ったが、安倍首相は賢明にも首相就任後すぐに北京を訪問した。安倍首相のもつ確固たる国防への信念は小泉前首相と同じか、それ以上に強固である。私は、安倍首相が最近日本で核論議が浮上してきている理由を中国の胡錦濤国家主席(総書記)にはっきりと知らせ、核論議を論議だけで終わらせるにはどうしたら一番良いのかを明確にすることによって、この微妙な問題に中国をうまく関与させることができるのではないかと思っているがどうだろうか。】

 屋山さんの正論でも「媚中派の雄・二階俊博国対委員長は麻生外相の「核論議是認論」に対して「任命権者の責任だ」と安倍首相の責任まで厳しく追及している。二階発言は中国がどれくらい気にしているかのバロメーターでもある。」と述べていた。中国にとって、日本の核武装は何か問題があるのでしょうか。核の抑止効果がアンバランスになるのでしょうか。大国であっても、一発の核弾頭ミサイルが自国の致命傷になる。これまで優越感に浸ってきたであろう米中露英仏は、北朝鮮やイランの動向にヒヤヒヤしているのではないだろうか。どちらかと言えば、北朝鮮を支援する側にいる中国に対して「北朝鮮が核開発を進めるならば、日本も核武装しなければ東アジアの安保は保てない」と言ってみる…面白い発想です。

【核非保有国である日本は、地理的に核を保有するロシア、中国と、核実験を行い、核保有グループ入りを狙っている北朝鮮という3国に囲まれている。しかし、日本や米国と価値体系を異にし、政府の形も異なる旧ソ連や今日の中国は、パワーを理解し尊重する国であるゆえ、米国の核の力が事実上、抑止力として機能している。】

 中露は、日本の背後に米国が存在することを理解しているということでしょうか。まぁ、日本が狙われれば、同盟国である米国が何かしら報復措置に出てくれるでしょう(「出て欲しい」と言わないといけないのかな^^;)米国とやりあうことなんて、どこの国も望んでいないでしょう。私は、中国が北朝鮮を支援するのは、自国の脅威論を緩和させる役目として北朝鮮の脅威を見逃していると思ってきた。見逃せたのはこれまでの話であって、北朝鮮が核実験に踏み切った際は多少なり胡錦濤は驚いた(苛立った)のではないか。その後、胡錦濤の特使として訪朝した唐家センに、金正日に2度目の核実験を行わせないための圧力をかけさせたのでは…。その際、金正日は「(核実験を行って)申し訳ない」と謝罪したと言われる。私は、この発言を鵜呑みしたのですが、謀られている可能性もあるでしょうね。

【北朝鮮は最近実験のひとつが成功したというものの、今のところ日本に届く移動ミサイルを持っているだけで、それ以上の国力がないのに、「核兵器を保有する」と公言する経済的弱小国であり、きわめて異常な独裁政権である。北朝鮮の指導者たちは、共産主義旧東ドイツの指導者たちのように円満に降伏するよりも、日本を攻撃することによって進んで自滅する道を選ぶのかもしれない。北朝鮮の指導者たちは不合理であり、抑止が効きにくいという事実が日本の懸念の大原因なのだ。】

 一方、北朝鮮は日本を舐めきっているということのようです。確かに、6か国協議再開にあたり「日本は、協議に参加する資格はない」と発言したり、協議が再開されても日本との2国間協議は行わず、完全に無視した状態だった。真面目なのが日本の良さでもある。もし、裏で金を詰まれて簡単に手の平返すような要人が日本にいるならば、即切り捨てるべきでしょう。そういう「金で動かない正義感」が北朝鮮にとっては付き合い辛い相手なのかもしれない。もちろん、日本人の全てが正義感を持っているとは思いませんが、大前提として日本を動かす政治家には正しく判断してもらいたい願望はあります。

【現在中国は北朝鮮の核保有を認めないとしているが、北朝鮮が核保有するかどうかという問題に対しては、確実に責任がある。安倍首相は日本が核を保有するのを望んでいない。この信念を背景に、中国に対して、北朝鮮が核開発計画を続けるのを許す限り、日本の核保有論議は消滅しないということを明確なメッセージとして示す機会をつくるべきだ】

 中国を動かす賢さがあれば、日本が核議論する意義も増すんでしょうけど、悲しきかなそんな賢さはないようです。中川発言(おそらく、サンデープロジェクトで田原さんの誘導尋問にぽろっと「核議論・保有の必要性」をもらしてしまったのではないか)でバッシングを受けた後、中川さんは誤解を生んだと思い「私は核保有反対論者である」と念を押している。安倍さんも明確に核保有には反対の意思表示をしているわけで、核議論カードを中国に使うにも手がバレバレなんですよ。そういう真直ぐなところが、日本男児?なのかもしれませんが、外交にしろ何にしろ悪賢さも必要だと思います。

【北朝鮮が日本を攻撃するなら、米国は北朝鮮をたたきのめすということでは米国を信頼している。だが問題は、米国が応酬する前に何千、あるいは何万人もの日本人が殺されるのをうまく抑止できるかどうかということだ。北朝鮮が核開発を進め、高度な核兵器を保有して日本海を越えて日本を攻撃する能力を持つ可能性がある限り、米国に日本を守る力があるかどうかという懸念は日本にとって続くだろう。】

 迎撃ミサイルの日米共同開発は、どのくらい進んでいるのでしょうか。今の精度では、「打ち落とせるかもしれない」くらいの確立しかないという話も聞いたことがある。確実に打ち落とせないのであれば、迎撃(防衛)に力を入れるのではなく、北朝鮮のミサイル基地、核関連施設を叩くことを考えるしかない。やっぱり、一方的であれ大義が必要でしょうか?米国が北朝鮮に軍事制裁(侵攻)を行う理由(大義)として、日本が北朝鮮から攻撃を受けなければならないのか。それは、それで問題ですね。正直、金正日政権崩壊のために犠牲になるなんて御免ですよ。では、北朝鮮の核の脅威が密かに増加し続けている状態で、いつ周辺事態と認定するかにかかっている。恐らく、北朝鮮が核・大量破壊兵器を使用する予兆は分かるでしょう。それが10分前だったら、何か対応できるのか?という話になりますね。

【日米両国は全力を尽くして北朝鮮に確固たる制裁を続ける努力をする。だが韓国、ロシア、特に中国がそれに加わらないのであれば、6カ国協議が成功するとは思えない。北朝鮮は米朝2カ国協議を執拗(しつよう)に求めているが、北朝鮮の核の標的となる可能性が最も高い日本を交えた6カ国協議開催はおおいに意味がある。ただ、中国の断固たる支持がなければ、6カ国協議という多国間アプローチも失敗するだろう】

 6か国協議を行う意味はないですよ。ほとんど、米朝2国間の協議を中国がどうまとめるかにかかっている。今後、北朝鮮の核開発を放置し続ければ、日本が人質?となる可能性もあるでしょうね。金正日が「日本が核・生物・大量破壊兵器の餌食になってもいいのか?」と脅してきたら、米国はどう対応するんでしょう。当然、日本の反応も気になる。名指しされて初めて「金正日政権の崩壊を望む」とばかりに政府が強硬姿勢に出ても遅いんですよ。今でも対北制裁に力を入れている日本ですが、いまいち効率が良くない。なぜ、入口(支援国)をバッシングしないのでしょうか。それに日朝の間に拉致問題が横たわっているにせよ、第一に核放棄を達成させることが先決だと思います。拉致被害に固執する余り、核被害に遭ってからでは取り返しがつかない。拉致被害者の方々には申し訳ないですが、私の率直な気持ちです。

【安倍首相は、中国が日本の核兵器保有に反対であることを理解し、その考えを支持すると中国に対して表明する機会をつくるべきだろう。もし中国の胡錦濤主席が、日本において核論議がそれ以上のものになることを止めたいと考えるのなら、6カ国協議で断固とした姿勢を取ることでその希望はうまく達成できると、わからせることだ。北朝鮮は政権交代をしなくてもよい。だが、北朝鮮政府が核開発計画を持続することに対して中国が強固な反対を示すことは、日本が安心して米国の核の傘の下にいることができるうえで、絶対的に必要なことなのである。】

 これまで東亜ネタを繰り返しエントリーしている中で、やはり中国の存在は大きいと気付きました。中国を動かせる力量(賢さ)を日本は持ち合わせていないと思っていただけに、今回の正論は面白いものでしたね。北朝鮮の脅威から逃れる術は、米中だけが握っているわけではない。日本の外務省始め、安倍さんを筆頭とした要人がもう少し賢くなってくれれば、優位な立場で交渉もできる気がするんですけどね。馬鹿の一つ覚えみたいに、相手を見ないで自己満足に筋を通した行動に走っても意味がない。臨機応変さが日本には足りないと思う。


【後書き】 
 私も馬鹿正直に生きて何度も損をしたことがあります。自分の中では、過ちというより、格好いい生き方だったわけですよ。自己満足だろうと、それはそれで良かったと思っている。ただ、同じ過ちを繰り返すことは許せない。「損して得とれ」ですよ。

 小泉さんから安倍さんに代わり、少なからず中韓との政治的関係が改善されようとしている。一つに北朝鮮の存在があるとしても、安倍さんの曖昧路線(靖国に参拝するとも、しないとも明言しない)が効いているとも思える。「日本人たるもの…」と定義するのもいいですが、あくまで内政だけの話に留めてもらいたい。やはり、外交は違いますよ。自国の考えが他国に理解されるとは限らない。ごり押しすることが賢明でない場合もある。小泉さんの頑固さも嫌いではなかったけど、あまり我が強過ぎても自国の不利益を招くことになりますね。

 今回の正論は、ある意味「日本に柔軟性を求めている」とも思える。安倍さんの性格上、できるできないがあるにしろ、「中国をどう動かし、金正日を鎮めるのか」という観点からすれば有効な提言だとは思います。

 
【参考資料】
産経新聞 12月21日正論【ジェームス・アワー 日本の核論議に中国を巻き込め】


【関連エントリー】
社説【核議論 核不要論しか語れない朝日新聞】
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08:50 | 正論 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

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