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社説【個人情報保護 定まらないガイドライン】

【前書き】
 今年も後10日を切りました。各紙、忘れ物を取り帰るように少し前の話題を社説で取り上げています。私もまだまだ言い足りないことが山積みですね。「匿名発表」については、ここでは2度目のエントリーですが、過去の分も数えたら5度目でしょうか。改めて考えてみたいです。


【読売新聞社説より】
【個人情報保護部会の動き】
【今年4月に全面施行された個人情報保護法の見直し作業に着手した。全国的に“過剰反応”が起き個人情報の漏洩(ろうえい)事件も後を絶たないためだ。】

【個人情報保護法施行後の反応】
【国民生活センターや各地の消費生活センターなどに計約6000件の相談、苦情が寄せられている】
【駅のエスカレーターで転倒した人の巻き添えで入院するほどのけがをした人が、鉄道会社に加害者と話をしたいと求めたが、会社は個人情報を理由に連絡先を教えなかった】
【保育園で運動会などの写真を撮らなくなった所もある。写真も個人情報だからというが、保護者の同意があれば写真提供は問題ない。長年の慣行だった同窓会などの名簿や記念写真も、なくなりつつある。】

【個人情報保護法の主旨】
【個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護する】

【読売新聞のコメント】
【個人情報保護法が、「匿名社会」化を助長しかねない現状を見れば、早急に改善策を講じるべきだろう】


【毎日新聞社説より】
【猪口内閣府特命担当相の発言】
【犯罪などの被害者を実名で発表するか匿名にするかを警察が判断する方針を盛り込んだ「犯罪被害者等基本計画」の政府案について、「(被害者の判断に)公権力が介入する余地はない」と述べた】

【毎日新聞の反論】
【政府案では事件、事故の発生さえも不確かになり、メディアの公権力監視機能は著しく損なわれる。ひいては民主主義の自殺行為となる。】

【事件・事故発生から報道までの流れ】
【事件、事故を取材する記者らは警察がつかんだ住所、氏名などの基礎的な事実を元に、加害者、被害者双方から情報を集めて報道している】

【さらに猪口氏の発言】
【被害者が希望すれば実名で発表する】

【毎日新聞の反論】
【匿名が原則になれば、実名を希望すること自体にエネルギーを要し、いきおい希望する人は減る。しかも被害者や家族は通常、警察の監視、保護下に置かれるから、冷静に判断できるかどうか疑わしく、記者らが真意を確認するのも難しい。】

【毎日新聞のコメント】
【真の被害者救済は、痛みと苦しみを共に生きる人々で分け合うことから始まる】
【メディアが監視対象とする警察に判断させるのは、主客転倒もはなはだしい。そうではありませんか?猪口さん】


【後書き】
 以前から被害者の匿名発表には賛否がありました。当然、各紙は社説で猛反発の気持ちをぶちまけています。それに対し、私は北海道新聞、中国新聞などを批判してきましたね。特に忘れられないのは西日本新聞の【被害者なくして犯罪は存在しない】という見解。・・・今さら何も言うことはないですね。

 前回のエントリーの際に、それまで全国紙で唯一話題にふれていなかった読売新聞に対して「見解が知りたいですね」と私は書きました。その気持ちに答えてくれたとは思いませんが、約一週間後(12月2日)に社説(上記)で取り上げていました。さすが!!って思いましたね。匿名発表に関しては触れてないのですが、中道(右派や左派に振れない立場)として信頼できる新聞社ではある。

 そんな読売系列で「たかじんのそこまで言って委員会」という番組がある。私の一番好きな番組ですね。委員長がたかじんさん、副委員長が辛坊治郎さんなんですが、この辛坊さんが中々“キレる”。報道局局次長・報道局解説委員という肩書きだけに様々な知識を持っているし、笑いのツボも知っているという意味での「キレる」。そして、この匿名発表が話題になると兎に角大声張り上げて「キレる」。

 当然、報道関係者からすれば、匿名発表では事件解明が困難になるというのは分かります。ただ、一方で多くの国民は個人情報に過剰反応している面もある。両者が対立しているのは一見「匿名発表」という部分なんですが、私はどうもズレている気がするんです。

 前記しました、北海道新聞や西日本新聞の記事を読んでいたら、当然腹立ちますよ。だって「私は正義の味方です」みたいな勢いで自らの報道を正当化するようなことを述べる。そうじゃないでしょ?誰も頼んでないし・・・と、まぁお互い角が立つ。メディアが言いたいのは「匿名発表では、事件解明が困難になる」という気持ちで留めておけば私も理解できるんです。近所で殺人事件が起きているのに、被害者が匿名にして欲しいと言ったから一切明かさずにいたら、逃走中の犯人が次の犯行に・・・大袈裟すぎる内容ですが、事件でなくても匿名にされて事実が分からない状態だと二次的被害者がでる可能性はある。知らないんですから、対応しようがない。辛坊さんが熱く語るのも実はこの部分なのかな?とも思う。

 一方、匿名発表に賛成する国民側なんですが、朝日新聞の捏造記事などメディアに対する不信感も後押しして「メディアの判断」が被害者の心情を傷つけているという見解です。確かに事件・事故に賞味期限があるかのように、メディアスクラム(過熱取材)で被害者を更に追い込む場合もある。きっと正義感ぶって「国民には知る権利がある」なんて大義を勝手に掲げてるから、被害者の気持ちが置き去りにされるんでしょう。

 双方の見解の違いは、個人情報のガイドラインが不明瞭であるが故の対立だと思うんです。メディア側は「匿名発表では事件解明ができない」という情報の入口(情報公開)の話をしているのに対して、国民側は「メディアが被害者の気持ちも考えずに実名報道をする」という情報の出口(メディア報道)の話をしているように感じます。辛坊さんも熱くなりながら、「メディア報道は、何を判断に実名報道を行っているんですか?」という問いに「それは・・・」って答えに詰まっていた。ガイドラインがないんですよ。国民の過剰反応も同様に錯覚している。個人情報が犯罪の原因になっているのも確かですが、隠し続けても犯罪が減るとは思えない。更に悪賢くなるだけです。だから、個人情報「保護」にばかりとらわれずに、厳罰化で補えばいいと思う。

 別にメディア側の見方をするわけではないですが、匿名発表というのは「目隠しで外出する」ようなものです。それこそメディア報道は、事件・事故の曖昧性を生み、フィクション仕立ての誤報が相次ぐかもしれない。メディア側がしっかりガイドラインを設定して、フライングしないような「匿名・実名報道」の判断ができればいいんです。強気に出ているんだから、そこは統率しなければならない。

 ・・・と、今さら言っても今後は警察の判断に委ねられることになりそうです。ここで問題なのが、事件のもみ消しですね。情報の入口を締めて、今度は誰が監視するのでしょうか?「警察の不祥事が一切報道されなくなったなぁ・・・実はもみ消してました」ってことになりかねないのに、メディアや国民感情ばかりに目が奪われています。「警察が誤った判断をするはずがない」という根拠には説得力に欠ける。

 私が個人情報保護法施行後に行ったことは、クレジットカードの解約、余計な会員には入らない、などでしょうか。ある意味、情報化社会が進んだのも人間が利便性を求めたからです。「信頼性」という価値観で成り立っていたのに、それを逆手にとった情報売買が行われるようになった。人間の怠慢ではある。

 幾ら語っても切りがないですね。ただ、役所で母子家庭を見付けて犯行に及んだという事件もあった。一概に個人情報が原因というより、人間の心が荒んでいることを象徴するような凶悪性も見逃すわけにはいきません。後手に回った対策で、あれもダメこれもダメと言わずに、しっかりとガイドラインの設定を議論して余計な混乱を避けることが今後の課題だと思います。


【参考資料】
読売新聞
 12月2日社説【個人情報 保護と有用性のバランスを図れ】
毎日新聞
 12月22日社説【匿名発表 見識を疑います、猪口さん】
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